紫微垣(しびえん)
第4回

2011.9.17(土)19:00〜

講義内容                      
          時について学ぶ
             〜現在・過去・未来〜

〜プロローグ〜
  平家物語より

T時の流れは決められたものか
 1.諸行無常という考え方
 2.「クロノス」と「カイノス」

USFの世界
 1.銀河鉄道999の宇宙観
 2.ドラえもんのタイム・パラレル

V古典の世界に遊ぶ
 1.古代の日本人の時の捉え方
 2.有名な詩の世界に想いを馳せる

W決して変わらないもの
 1.時をかける少女
 2.江のテーマ

X.邯鄲(かんたん)の夢(朗読)

.話し合い&ミニコンサート



 時は人の想い。時は出会いと別れ。
  今回は、有名な詩を通じて、時について学びました。

菜の花や月は東に日は西に

                      与謝蕪村

少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
未だ覚めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢
階前の梧葉(ごよう)已(すで)に秋声

                        朱熹

時は去っていくものじゃない。時はやってくるものなんだ」

             
映画「時をかける少女」より

塾生からの感想

「時間って不思議。時間がなければ、音楽だって成り立たない」

                       私の妻、久美さんの言葉
                        


塾長の言葉

 参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
 紫微垣も早いもので4回を終えました。

 虫の音が心地よい季節となりましたので、この議題を選びましたが、当日はとても蒸し暑い夜で、
皆さん汗をかきかき紫微垣にいらっしゃいました。

 妻の久美さんとも話していましたが、「時」というのは非常に不思議な概念です。
 こうして話している間にも、時はどんどん過ぎ去っていきます。

 しかし、それを過ぎ去っていく、感じるのか、やってくると感じるのかで、人の生き方というのは全然違ってきますよね。

 拙著「時の女神」は、私と久美さんの出会いを書かせていただきましたが、まさに時がやってきたことを、私自身が実感した出来事でした。

 時というものを、「絶対」と捉えてしまったとき、人の一生はどれほどつまらない、苦しいものになっていくのでしょうか?
 占いというものが、出てきた経緯もこのあたりにあるのではないかと思います。

 「常識に縛られすぎて、感じる心をなくしてしまった現代人のために、パンドラの箱の中から出てきた希望という名の宝物」それが占いなのでしょう。

 私は、塾生のために占いを観てさしあげることにしました。
 講演会を一度でも聴講いただいた方も、観ることに致しましょう。

 ただし、当てる占い、未来を観る占いは致しませんので、そちらを求めていらっしゃる方は、どうぞ他の占い師の先生のところにいらしてください。
 占いとは、あくまでも自分を知る鏡です。本当のことを知り、自分で責任の取れる方であれば、私はそれをお伝えします。


                                                寺千代


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