紫微垣(しびえん)
第2期第32回〜第35回

2012.11月後半

講義内容                      
「優等生の劣等生、劣等性の優等生」
〜いかなる人間にも花開く時がある〜

 立腰 3分間
 素読 秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)空海/秋の七草
      

     
講義 〜coming soon〜

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〜歓談〜              
   

塾生との歓談より

塾生の方「手相を教えていただけないでしょうか?」
寺千代「かんたんに知ることで、かんたんに使える。そんな武器を渡すことが、私は怖いのです」

塾生の方「こちらが発する言葉で、相手がどう捕らえようと、それは占う側に責任はないのでは?」

寺千代「私はそうは思いません。私が発した言葉は、100%ではないにしろ、やはり責任があるものだと思っています」

最多参加の塾生の方「私の友人で、昔占い師に手相を観てもらって、『あなたの未来は明るい』と言われた男が、あれから何十年経った今も、何もせずに夢ばかり追い、手を差し出して、あの時の自慢ばかりしていますよ」

塾生の方「だから、それはその人のとり方ではないのですか?」

塾生の方
「やはり『良い』だけではなく、なにがしかの具体的なアドバイスがあって然るべきだと思います」

寺千代
「占い師の言った言葉というものは、とても重みがあるんです。時には、人の一生を変えてしまうことだってある。そういった立場を自覚して、常にそのプレッシャーを感じながら、いらしたお客さんと対面し続けたのが、私の占い師としての人生です。もし、Aさんに占いを教えたことで、Aさんの占いと言葉で誰かが傷ついてしまったとしたら、それはやはり私の責任なのだと思っています」


塾生の方「占いを辞めてしまった理由を教えてください。皆さん、受け止めてくれる存在をなくして、きっと残念がっていますよ」

寺千代「今日の講義でも申し上げたように、私はずっと人を幸せにしたいという願いがありました。ところが、人に迷惑をかけているような人を勇気付けたり、さんざん悪いことをしている会社の売り上げを上げる占いをするのは、果たして人助けでしょうか?もちろん、そういった方は、お客様の中のほんの一部です。

寺千代また、『頼られる』ということと、『擬似恋愛』のようになってしまうこととは、違います。占いとはまったく関係のない(もしくは占いそのものの)、電話やメールに対応することが、占い師としての使命でしょうか?もちろん、そういった方も本当にたまに出現するだけなのですが、『あなたは来てはいけません』『あなたは来てもいいですよ』というような分別を、お客様に対してしたくなかったのです。これが私の誠意です。だから、すべてのお客様に占いを辞める通知を出しました。でも、決して皆さんを切り離したわけではありません。だからこそ、同時に紫微垣のお知らせをお送りしたのです。私は、そういった多くの皆さんが紫微垣に来ていただけるものとばかり想っていましたから、多くのお客様と不通になってしまった現状を見て、私自身とてもショックでした。

寺千代それに引き続いて、紫微垣のお知らせをお送りしたかつてのお客様の中からは、『どうしてこんなメールをしてくるのか、失礼ではないか。犯罪ではないのか』などというような返信もあり、心身ともにくたくたになっていた私は、こちらからお客様に通達することも辞めてしまったのです。だから今いらっしゃる方は、ご自分の意志で紫微垣にいらしている方だけです

塾生の方「本当に『切り離した』のではないのですか?行き場を失ったお客さんは、他の怪しい占い師か何かの所へ行ってしまいますよ。心配じゃないのですか?」

寺千代「はい。私は切り離してはいませんし、心配ではありません。その理由は、まずこうして紫微垣にいらしていただければ、いくらでも今までのようにお話し出来ます。
  それでも、『占い』を求めていらっしゃる方は、私とではなく『占い』と縁があったのです。だから、他の占い師の先生のところに行ってしまったところで、それは仕方ありません。元々私の占いは、巷で騒がれている『占い』とは、初めからあきらかに違っていました。占いに何を求めていらっしゃるかは、人それぞれですが、もうすでに私の『占い』と縁があったお客様については、私は心配ではありません。それは、私が観たお客様でしたら、もうすでに、どのように生きていけば良いかをすべてお教えしてあります。それだけ、真剣に一人一人の人生と向き合って参りました。それでも、その方が間違った方向へ行くのだとしても、私はそれを止めることが出来ません。なぜならば、その人を救うのは、私ではなくって、その人自身だからです。

寺千代お医者様は、決して病気を治してくれません。その人の自己治癒能力に働きかけてそのお手伝いをする役割であるに過ぎません。占い師も一緒です。どんなに、こちらが占いを当てたり、正しい道を指し示したところで、何を選択し、どう生きていくかは、その人自身の人生です。私のすべきことは、すでにしてあります。そして、紫微垣という道も万人に開いています」

塾生の方「わかりました。でも、それは多分、お客さんには伝わっていませんよ」

寺千代「はい、伝わっていないのでしょうね。現状を見ている限りは。でも、私はすでに何度も同じことを言っていますよ」

塾生の方「本物が認められるには、時間がかかりますよ」


         
       「元気になってください」お花をいただきました

                         塾生40代女性
                         塾生40代男性


塾長の言葉

coming soon










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