私塾 紫微垣
夜空に輝く星の中でも、とりわけ日本人に好かれて来た星、すばる。 「プレアデス星団(Pleiades )」は、地球から400光年のところにある、いくつもの小さな星が集まって作られている星団である。肉眼では6〜7個の星を確認出来る。 青白く輝く光が、とても美しい光を放っている。
日本では古来より、この星をすばる(昴)と呼んだ。
すばるとは、「すべる(統べる)」から来た言葉であり、「統一される」「ひと所に集まる」という意味をもつ。『万葉集』には、「須売流玉(すまるのたま)」、『日本紀竟宴和歌』にはで「儒波窶玉(すばるのたま)」という言葉が出て来るが、これらは玉飾を糸でひとくくりとしたものを表す。
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