私塾 紫微垣

陸(六)月の暦(こよみ)

6月18日の暦(こよみ)

海外移住の日(かいがいいじゅうのひ)6月18日は、海外移住の日です。


第1回ブラジル移民。家族を含めた日本人781人は、
1908(明治41)年4月28日神戸のメリケン波止場を笠戸丸に乗って出発し、
1908(明治41)年6月18日サントス港に上陸しました。

新天地が、ブラジルであった背景には
当時「移民に関する日米紳士協定」というものがあり、
北米などへの移民制限と、
イタリアがブラジル移民を禁じたための、ブラジルでの労働力不足があったようです。

異国への地へ移住せねばならない人は、
実際はみんな生活のために仕方ない人たちであったようで、
彼らに待ち受けていたものは、
その年、稀に見るコーヒーの不作でした。

日本から世界へ、100万人を超える移住者がありましたが、この神戸からは、
1868(慶応3)年の開港以降1971年までの間、
その約4割にあたる海外移住者を送り出した日本の移住基地となりました。






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