長良川鵜飼開き（ながらがわうかいびらき）
5月11日は岐阜県長良川の鵜飼開きです。

岐阜県岐阜市の長良川では、毎年5月11日から10月15日まで鵜飼が行われます。
鵜飼は、岐阜の他にも山梨・愛知・広島・福岡など
11府県、13箇所で行われている伝統的な漁法ですが、
とかく、この長良川の鵜飼が有名なのは、こちらが日本唯一皇室の御用の鵜飼であり、
こちらで働く鵜匠は、宮内庁に属する職となっていらっしゃいます。
獲れた鮎は、皇室の他、伊勢神宮や明治神宮へも奉納されます。

風折烏帽子（かざおりえぼし）に、腰蓑（こしみの） の装いをした鵜匠が、
毎夜、舟首に篝火を灯した舟で、
一度に10〜12羽の鵜を手縄を使い、見事に操り漁をおこないます。
中秋の名月の日と、増水時だけは、この漁は行われません。

岐阜県では、この長良川鵜飼漁法は指定無形民俗文化財となっています。