私塾 紫微垣

参月の暦(こよみ)

3月20日の暦(こよみ)

春分(しゅんぶん)3月20日(頃)は春分の日です。

彼岸の入り3月18日 - 彼岸明け3月24日
(3月24日まで、このままおいておきます)

占いの世界でも、大切な意味を持つ春の節目の日です。
昼と夜の長さが同じになることはよく知られていますが、
この日の太陽は真東から昇って真西に沈みます。

天文学的には、太陽が黄経0度の点(春分点)を通過する時です。

また、この春分を中日とした前後各3日を合わせた7日間が

お彼岸 です。

私たちが生きている迷いや煩悩の世界を

此岸(しがん)

こちらの岸。


迷いのない、解脱と悟りの世界を
彼岸(ひがん)

あちらの岸といいます。

あちらとは、浄土思想で言われる

極楽浄土

(阿弥陀如来様のいらっしゃる所) を意味しています。


西方浄土 とも呼ばれ、西方 十万億土 の彼方にあると言われています。

この日、真西に沈む太陽を礼拝し、
遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりとされています。

十万億土彼方とは、いったい何を意味するのでしょうか?
太陽の沈む先には、何があるのでしょうか?


これは、遠い遠い未来を意味しているのです。
明日の希望を表わしているのです。


56億7千万年の未来に、弥勒菩薩が現れて世界を救うということも、
の大切さを表わしています。


なぜ56億7千万年経たなければ、
救いは現れないのでしょうか?
これは、ひとえに人の功し成熟悟りを心待ちにする、
仏様の大慈悲ゆえなのです。

少しでも、思いやりのある優しい人間になれますように。。
少しでも、人様の役に立てるような、りっぱな人間になれますように。。


「ぼたもち」と「おはぎ」について                     

昔から、日本人になじみの深いお菓子。ふたつは、同じものだそうです。
牡丹(春)と(秋)に由来します。
その呼び名は、地方によって諸説ありますが、
中のお餅にごはんのつぶが残っている状態のものを指します。

ちなみにあんころ餅は、中が完全に「お餅になっている」もの。






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