私塾 紫微垣

壱月の暦(こよみ)

1月7日の暦(こよみ)

七草(ななくさ)・人日(じんじつ)1月7日は、人日です。

五節句の一つ。
節句とは、季節の節目のことを表す。
上巳(じょうし)端午(たんご)七夕(しちゆう)重陽(ちょうよう)

人日(じんじつ)とは、文字通り“人の日”の意味である。
これは他ならぬ“占いの日”でもあり、
すなわち正月1日は鶏の日、2日は狗の日、3日は羊の日、
4日は猪の日、5日は牛の日、6日は馬の日、
7日は人の日、8日は穀の日と定め、それぞれの吉凶を占ったと、
前漢の時代の占いの書には記されている。

7日の日は邪気を祓うために、春の七草の入った粥を食べ、
一年の無事を祈る。
また、お節料理で疲れた胃をやさしくいたわり、
冬に不足しがちな栄養素を補う役割もある。

春の七草・・・芹(せり)

薺(なずな)・・・ペンペングサ

御形(ごぎょう)・・・ハハコグサ

はこべら・・・ハコベ

菘(すずな)・・・蕪(かぶ)

須々代(すずしろ)・・・大根

仏座(ほとけのざ)・・・コオニタビラコ


先帝祭(せんていさい)1月7日は、先帝祭です。                  

先の天皇が崩御された日を偲び、毎年斎行される大祭。  

戦前は法定の休日とされ、また、「皇室祭祀令」により、大祭日の一つとされた。

太政官布告…「年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム」
勅令…「休日ニ関スル件」

1947年(昭和22年)「皇室祭祀令」廃止によって法定の祭日ではなくなり、
1948年(昭和23年)に「国民の祝日に関する法律」の施行により、休日ではなくなった。

それ以前の天皇の先帝祭は、以下の通りである。

先帝祭
元号 先帝祭 日付
明治 孝明天皇祭 1月30日
大正 明治天皇祭 7月30日
昭和 大正天皇祭 12月25日
平成 昭和天皇祭 1月7日




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