私塾 紫微垣

壱月の暦(こよみ)

1月18日の暦(こよみ)

初観音(はつかんのん)1月18日は初観音です。

毎月18日は観音様の縁日です。
1月18日を初観音と申します。

観音様は、観世音菩薩、または観自在菩薩などと呼ばれ、
日本では古来から、最も庶民に親しまれてきた仏様のひとつです。
阿弥陀仏の脇侍として、勢至菩薩ととも祀られている姿がございますが、
独尊としても信仰されおります。

観音様は、衆生を救うために、
その人に合ったありとあらゆる姿に変化なさいます。
その度に、観音様のお名前も変わりますが、
変わられる前の元のお姿お名前を、
聖観音(しょうかんのん)様と申します。

観音様の自在性をもっとも表す観音経には、
観音様は三十三相のお姿を現して、衆生を救うと書かれていいます。
(「三十三間堂」などの33という数字はここから出ています)

また、六道輪廻の世界すべてを行きかい、
そこで迷う衆生を救うとされています。
つまり、地獄道《聖観音》、餓鬼道《千手観音》、畜生道《馬頭観音》、
修羅道《十一面観音》、人道《准胝(じゅんてい)観音》、天道《如意輪観音》
と、六観音となってお姿を変えられます。

仏様の中には、とても厳しい仏様もいらっしゃいますが、
観音様は、とてもやさしいお顔をされ、どんな人の悩みも優しく聞いてくださいます。






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