人生の書

23、人の中にいても寂しい方に足りないこと


私が霊性修行を始めて、

私がお世話になっている先生の会の人たちを見ていて想ったこと。


先生の会では、神さまをまつる“おまつり”のあとに直会(なおらい)をおこないます。


はじめての方もいらしたりして、みなさんで食事をしながら、顔をあわせて、
お話しをします。


こちらにいらしているみなさんは、

心に傷をおい、
それぞれ悩みを抱えているひとたちばかりですから、
あまりじぶんのことは話しません。


話せば、

思い出して、
情けなくなって、
つらくなって、
じぶんも、
周りのひともみんな、
暗くなってしまうことを、わかっているからです。



ぼくはいつもがんばって、
おりょうりの話しと、
お酒の話しと、
神さまの話しばかり、
しています。

そうすると、みんなが、幸せでいられます。
じぶんのことは、神さまが聞いてくれます。


みんなを幸せにするには、みんなが幸せになれるような話しを、一生懸命に考えます。


みんながよろこんでくれるから、
ぼくも幸せでいられます。

わだいをえらんで
話す疲れと、

わだいを選ばずに
とりとめなく話された疲れは、

心の奥にあるたましいの疲れ方が

聞いたほうも、
話したほうも、

ぜんぜんちがうんです









                         2013.2.15 寺千代

戻る