私塾 紫微垣
教育勅語


「日本人にとって何が大切なのか?」
 かつて江戸時代にあった私塾として開かれた『紫微垣』と、『教育』は、密接な関係でつながっています。

 正しい人生を送るに当たって、日本の現代教育というものを見たとき、何が足りないかと申しますと、教育を受け、学問を修めていくための、目標や精神が曖昧であるという一語に要約出来ると思います。


 教育とは、人生を生きるために必要な学びであり、
 人生とは、人生を終える時、よく死ぬるために、そしてさらに、人生を越えた存在になるための学習の場であると考えるのが、紫微垣の考え方です。


 戦後、『自由』の風習ばかりがまかり通ってしまいましたが、個人がやりたい放題やることが、正義や美徳であるとは、私は思いません。

 たとえば、近代の街づくりを見ましても、銘々が好き勝手な建物を建てた結果、特に都会は、その美観が損なわれ、乱雑化している所が多く見受けられます。

 私たちには、いつの世も、生きるための明確な目標が必要です。

 そしてそれは、もはや一般の人間が何かを提示したところで、素直に受け入れられることがないほどに、身勝手な個人主義が横行しているように思えてなりません。

 ならば、私たちは一度、原点に戻る必要があります。
 私たちはどこまで戻れば良いでしょう?

 それは、民主主義の黎明期であった、明治の世を見直すべきなのです。

 かつて、日本の父であった明治天皇様の、国と国民ひとりひとりを思いやる、深い愛によって語られた言葉を、もう一度胸に刻み込んでおきましょう。



                             『明治神宮』のHP
                                    「教育勅語について」


 現代語訳:寺千代                                         
教育勅語

戻る