〜努力は何のためにするのか〜

一人で住むのに、
この
は、
大きくって広すぎるから、
もったいないけど半分にして、
居心地の良い
空間を創り上げた。


「しばらく経ったら、
また思った。」

それでもここは、
私には、
手に余りあるほどだと知ったから、
いまいるお家を半分にして、
自分だけの
空間を創り上げた。

こじんまりとした、
私の身体によく合った、
すてきな空間が出来上がった。

---

そうして暮らしてみたけれど、
私にはなんというか、
荷が重いの。

大きな
お家は広い分、
掃除もお手入れも、
それは大変なことなの。

住んでみなければ分からない、
そんな苦労が実際あるの。


私はお家を半分にして、
居心地の良い
空間を、
創り上げた。

カラーも家具も、
シンプルで、
シックで、
本当に私らしい、
趣味の良いお家を
創り上げた。


・・・

私は、とても悲しいの。
たんたんとしていて、
寂しいの。

船の沖ゆく

なつかしい。

指一本で
弾いていた、
ピアノの

なつかしい。

私の居られた
その
場所が、
いまでも私は
なつかしい。


                                                                        自分の責任

寺千代
2007/3/20

戻る