開運!‥それから

とは、のようなものです。
気とは、
小宇宙においては体の中を、
また、
大宇宙においては自然界の働きのすべてを、
包括している
潤滑油のようなものです。

運とは、“運ぶ”と書きます。
運が良くなるということは、
道が開かれたことなのです。
笑顔が多くなり、
元気になります。
やる気が出ます。

悩みに陥っている時には、自分を見失っていますから、
顔も暗くなりますよね。

占いをしていると、はっと本当の自分に気がつきます。
僕は、お客様の鏡となっていますから、

本当の自分
と出会うことになるんです。
占いで開運するとは、そういうことです。
また、先行きが明るいことが分かればやる気にもなってまいります。


では、占いで幸せになるか?と言いますと、
これは
その人しだいなんです。

いい
占い師に出会えば、間違いなく開運は致します!
しかし、
開運したあとが問題なのです。
開運を、
自分の力でした方ならば何も問題はありませんが、
占い師の助言によって開運された方は、
もうそれで幸せになったつもりになってはいけません。
ピアスの穴と一緒で、その
はすぐにふさがってしまうでしょう。。

強運を遠ざけている要因として、
その方の
クセというものがあります。

これは、長い人生の中で
知らず知らずのうちについてしまった、
悪い習慣のことです。
悪い習慣に対して、占い師は
指摘は出来たとしても、
為す術はありません。

ご自身の努力が必要です。

努力とは、我慢すること。
ぐっと
忍耐すること以外に方法はないんです。

(ま、いいか)
その瞬間から、
開かれた運気は再び遠ざかっていくことでしょう。

悩み多ければ多い方ほど、開運が遅いのはそのためです。
素直な方ほど、開運は早いです。そして成功者となります。

自分自身をコントロール出来ない方は、

成功者
にはなれません。
堂々巡りです。


                                                   開運!

2007.1.30
寺千代



p。s。


以前に
TVの企画で、
片付けられない初老の女性の部屋を
片付けてあげるという番組がありました。

女性は一人暮らしでした。

この女性の家の中には、いたるところにゴミが散乱しており、
畳がゴミで見えなくなっておりました。
15cmも積み上げられたゴミを、掘っていくと、
一番下に畳がようやく見えてくる、
それほどに凄まじい部屋でした。

番組のスタッフが、総動員して
一昼夜かけてこの家のゴミをすべて撤去しました。

二日目にこの家に戻ってきた女性は、
感動のあまり土下座したまま何度もお礼を言いました。
その目には涙が浮かんでおりました。
「皆さんにここまでしていただいたので、」
「心を入れ替えて新しい生活を始めます」
「もう、部屋を汚すことはしません」

自分だけの努力では、
もはやここまでは出来なかったことでしょう。

半年経って、
ふたたびこの女性の家を
スタッフがおとずれました。
すっかり変わった女性に会いに行くことに、
TVを見ていた私もときめきを覚えました。

ところが…。

なんということでしょう。
部屋は、あの以前の散らかったままの、
汚い部屋に戻っておりました。
彼女の座る部屋はゴミで埋め尽くされて、
畳の表面が見えません。

ひとりのスタッフが思わず口にしました。

「おばあちゃん!どうしたの?」
「きれいにするって、言ってたじゃない?」
「どうしてまた、こんなに汚れているの?」
「これじゃあ、前と一緒じゃない!」

あの時のスタッフの苦労はいったいなんだったのでしょう?
あの時のおばあちゃんの光る涙はなんだったのでしょう?

すると…

「うるさい!」
「お前らに何がわかる!」
「わしとなんの関係があるんじゃ!」
「私がどうしようが、それは私の勝手だ!」
「お前らに言われる筋合いはない!」
「帰れ!帰ってくれ!」

そう彼女は叫びました。

見ていた私は、悔しい想いでいっぱいになりました。


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