「1」と「2」とをくらべてみれば
〜誰もがいちばん尊い存在〜


どんな人間にも、人としての誇りがあります。
たとえ社会に役に立たない人間としても、それは同様でございます。

ひとは、決して自らのために生きることができません。
愛する誰かのためにしか、生きることのできない生き物でございます。



人間関係をうまくしていくコツは、
どんな人間にも
同じようにサービスを心がけることです。
また、次の段階として、
その人に
一番喜んでもらえるサービスを、
瞬時に変化させて提供することです。
サービスとは、差別でございます。

差別とは、他に差をつけることです。

群を抜いて良いことを、抜群と申しますが、人は神の子であるがゆえに、
誰もが一番の存在でありたいと思っております。

誰もが、後回しにされることを嫌い、誰もが誰かの一番でありたいと思っています。

特にご商売をされている人は、
【いくらお金を払ってくれたから偉いお客様】ではなくって、
10円でも一万円でも、買っていただいたお客様は、おんなじように、
「あなたがいちばんなのだ」という、差別(サービス)を行わなければなりません。
決してお金ではなく、数あるその他大勢から「私」選んでくれたその縁に対して、
心から礼をつくさねばなりません。

また、そのようなサービスをいただいたお客様は、サービスに決して狎れることなく、
買わせていただくことへの感謝の気持ちを、
その笑顔に向かって返してあげなくてはなりません。

二の次、三の次は、もう、死んでいるのと同じことです。

一番と二番は、これだけの違いがあります。
二番として人を順番に数えたとき、
それはもうじゅうぶんに失礼な行為です。
大いに反省の余地ありです。

それを行った瞬間に、
二流、三流の人間となって堕ちることを知ってください。

一流の人間とは、差別をせずに差別(サービス)を行える人間のことをいいます。




寺千代
2007.1.2記事(一部改訂)

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